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西洋の紋章、その過去と現在について、

1 ::03/12/27 23:11
封建諸侯(貴族)の活動の中で生まれ、王権(君主権)の確立とともに、整備され、統一統制されていった紋章。
王政が廃止され、貴族制度がなくなった国ですら、依然として存在する西洋紋章は、
西洋の文化の一部かもしれませんね。

2 ::03/12/27 23:16
まずは、URLについて、
また、適切な書籍について、
情報を集めたい、ささやかな願いです。

まず、英国の紋章院:
http://www.college-of-arms.gov.uk/
また、原書房「西洋騎士道事典」あたりから。




3 :世界@名無史さん:03/12/27 23:17
侍の活動の中で生まれ、武士の確立とともに、拡大していった紋章。
武士が廃止され、貴族制度がなくなった国ですら、依然として存在する日本紋章は、
日本の文化の一部かもしれませんね。

4 : :03/12/27 23:33
日本の家紋は、平民でも持っています。
日本人が西洋で、家紋があるため、貴族と誤解されたこともあるようです。

ただ、いずれにしても、家紋も紋章も大変似たものかもしれませんね。

5 :世界@名無史さん:03/12/28 00:15
大抵のことは
ttp://www.heraldica.org/
に書いてある。↑を本気でまじめに読めば森護など鼻で笑える。


6 :世界@名無史さん:03/12/28 17:10
語源は「武器(Waffen)」

7 :世界@名無史さん:03/12/28 19:37
他のスレから「現代のイギリス貴族の状況 」
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/whis/1053338507/

  No.330とNo.331
   (330)新貴族の男爵・子爵は家族名が爵位名になるんだよな。伯爵は違うみたいだが
    その場合、よくある苗字だと同じ名前の男爵とかが増えそうだな。

   (331)根拠の明らかな明確な回答はできませんが、
    爵位名は授爵者と紋章院とで相談してきめると聞いたことがあります。


  No.372 紋章院が関知するのは紋章を保有する資格がある人だが
     それはPeerに限定されるわけではない。
     むろんバロネットは紋章を持つ資格がある。

  No.433 (紋章とは)、これはファミリーにも与えるでしょうが、
  個人別にも(与えることが)あるように思います。

紋章ってファミリーに与えるのか、個人へ与えるのか、最初はファミリーという前提でしたが、
実際のところ、曖昧に話が進行しています。


8 :世界@名無史さん:03/12/28 19:41
上と同じスレですが、
  433の発言が、個人に与えるという前提で次の会話を進めています。
  「406氏が、爵位について、未成年者が爵位を継いだ(当主に)としても、上院議席はどうかな。と疑問を提出されましたが。
  個人別にも、紋章があるとしたら、どのタイミングで、作るのかと思います。

  さらに、
  (433):もっとも、長男は、次男は、三男は、と父親の紋章に模様を付け加えるという単純な方法もあるようですが。 

  その後、439が発言しています。
  (439):・・・前略・・・紋章院のURLで拾ったヨ。
  Cadency marks may be used to identify the arms of brothers, in a system said to have been invented by John Writhe, Garter, in about 1500. Small symbols are painted on the shield, usually in a contrasting tincture at the top.
  The eldest son (during the lifetime of his father) has a label, a horizontal strip with three pendent drops.
  The second son has a crescent, the third a mullet, the fourth a martlet, the fifth an annulet,
  the sixth a fleur de lis, the seventh a rose, the eighth a cross moline and the ninth a double quatrefoil.

     それにしても、親父が死ねば、長男は親父のを継ぐ、長男の息子たちが、それぞれ、当主の紋章に手を加えたものを纏う。
     すると、次男以下は、つまり、長男家の息子にとっての叔父さんたちは、紋章はどうなるんだ。
     というのが、俺の疑問なんだが

9 :世界@名無史さん:03/12/28 19:56
紋章院は1484年1月リチャード3世により創設。
よその国もあったのかな?

10 :世界@名無史さん:03/12/28 20:31
カリブ海のハイチは、奴隷がフランス革命の影響で、独立戦争をおっぱじめて、独立した黒人国家です。
独立してただちに始めたことのひとつに、紋章関係の役人の任命があったと。

一人前の国として、紋章は必要だったのかな。
まさに「西洋文化の一部」かと。

11 :世界@名無史さん:03/12/28 20:47
>7
基本的に同じ紋章を二人の別の人が持つことはできない。

1 長男は父親の生存中は、父親の紋章に長男であることを示すしるしをつけて使用する
2 次男以下はそれぞれ、父親の紋章に次男以下であることを示すしるしをつけて使用する
3 父親の没後、長男が父親の紋章をそのまま受け継ぐ(長男が死んでいたら誰か相続者をたてる)
4 次男以下は父親の紋章をそのまま受け継ぐことはできない

従って長男から長男へと受け継がれていく紋章をその一族を代表する紋章と見なすことができる。


12 :世界@名無史さん:03/12/28 21:04
与えるうんぬんであれば個人に与えることになる:
ttp://web.ukonline.co.uk/nigel.battysmith/Devon/gsstucleygrant.html

13 :世界@名無史さん:03/12/28 21:34
>9
答えになってるかわかりませんが、

ヨーロッパでは「市」とかにもあるみたいですよ。ハンブルクとかいろいろ。
また、国旗や(市旗)には、紋章が入っているケースもあるし。
役所はどうなんでしょう、よくわかんないですね。


でも、アメリカでは、大統領の紋章(正確には、大統領府の紋章なのかな、よくわかりませんが)とか、
国防省の紋章とか(国防長官かな、よくわかりませんが)、CIAとか、
ロス市警とか、いろいろ紋章みたいなのありますよね。

まさに「西洋文化の一部」かな。



14 :世界@名無史さん:03/12/28 21:48
ttp://mentai.2ch.net/whis/kako/970/970671723.html
という古いスレですが、コピペします。

53)から:
紋章は家系にとって欠かすことの出来ぬ存在じゃ。
だが、余は実はそのパーツなどについては詳しくないのじゃ。
このサイトは知らなかったので感謝するぞ。
紋章の面白さは何といっても領地を表すことにある。
紋章を見ればその家系がどのような相続を経てきたが分かるのじゃ。
ただあまりにもたくさん相続すると
全てを紋章で表現するのは不可能じゃ。

58)から:
「庶子」の家系というけど、中世欧州では
領民どもの花嫁のバージンは皆、領主様のものでした。
「庶子」の家系に対して、紋章に斜め線を付けて差別をしたそうです。



15 :世界@名無史さん:03/12/28 21:50
http://members.tripod.co.jp/heraldry/



16 :世界@名無史さん:03/12/28 21:54
>>13
>>9は紋章院のことを聞きたいんじゃなかろうか。

17 :英国の場合:03/12/28 22:21
紋章院ですが、英国の場合、とりあえず、3つあるようです。
イングランド
 ここに、上級紋章官が3名、ガーター、クラレンス、ノロイ。
 その下に紋章官、そして紋章属官。

スコットランド
 ライアン上級紋章官、

アイルランド
 アルスター紋章官(上級がついたか忘れた!)


まず、イングランドですが、ガーターが後二者を統括するようです。
クラレンスは、トレント川以南を管轄、ノロイはトレント川以北を管轄。
ウェールズは、トレント川以南でしょうか、だとしたら、クラレンスの管轄ですが、よくわかりませんので、そこは勘弁を。
アイルランドのアルスターは、今はイングランドのノロイが兼任しているそうです。

アイルランドの独立によって、資料とか全部接収されたそうです。アルスター紋章官の役所は、アルスター地方にいたのかと思いますが、
なんで接収されたのか、よくわかりません。とにかく、そうなったとのこと。
その後、アイルランドは独自に紋章役場(紋章官だか院だか知りません)を作ったそうです。
アイルランドは共和国ですが、紋章の管理は必要なんですね。

さて、紋章院総裁という人がいて、これはノーフォーク公が世襲だそうですが、これは
イングランドの紋章院で、ガーターの上にくるんだと思います。スコットランドは、ライアンが実質的にも、名目上もトップだと
思いますが、どうでしょう。ちなみにイングランドの紋章院総裁は、多分お飾りではないかと思います。



18 :世界@名無史さん:03/12/28 22:26
>>9
あったと思いますが、よくわかりません。
ハイチとアイルランドはあるみたいですね。
この紋章の管理は、商標の管理に似ていますね。

ちなみに、そういう裁判所に発展していく可能性がありますね。

**
ハイチで思いましたが、
明治の日本、西洋に一人前と認めてもらうため、
鹿鳴館外交までやっていた日本が、
西洋の紋章制度を取り入れなかったのは、
なぜかと思いませんか。
家紋があるから、それで間に合うという考えだったんでしょうか。

19 :世界@名無史さん:03/12/29 08:32
イングランド王家の、あの紋章の羅列はなんとかならんのか。

20 :世界@名無史さん:03/12/29 19:32
>9
ttp://www.heraldica.org/topics/heralds.htm

21 :ttdd:04/01/03 12:39
質問!
赤地に金のライオンランパントの紋章を持つA家と青地に白十地のB家が結婚しました。
で、両家の合成紋章ができますね。この合成紋章を使用するのは結婚したAですか?
また、赤地に金のリオンランパントの紋章は誰かが継続するのですか?

22 :世界@名無史さん:04/01/03 16:58
そんなの国によって慣行が違うし、状況にもよる。
普通は男の方が紋章を相続するから、男と男の子孫が
合成紋章を使うだろう。

23 :世界@名無史さん:04/01/04 23:35
>>21
通常男は結婚後も男系で伝わってきた紋章を使うだろうから、
合成紋章を使用するのは、かなり特殊な事例ではなかろうか。


24 :世界@名無史さん:04/01/09 22:19
与えるうんぬんであれば個人に与えることになる:ということですか。わかりました。

でもどの時点できまるのでしょう。紋章を保持する家の子弟に限定して考えてみても、
出生時、成人時、あるいは家督相続時(長男しか、通用しないが)かなぁ。
英国なら紋章院が関与して、正式なお墨付きにするのかもしれない。
どうなんですか。


25 :世界@名無史さん:04/01/09 22:38
父親が紋章保持者なら、息子のは自然にきまってしまうのでは。
だって、The eldest son (during the lifetime of his father) has a label, a horizontal strip with three pendent drops.
The second son has a crescent, the third a mullet, the fourth a martlet, the fifth an annulet,
the sixth a fleur de lis, the seventh a rose, the eighth a cross moline and the ninth a double quatrefoil.
ということではないの。
しかし、一応、手続きでは紋章院が関与するかもしれず。また、たとえば、長男の場合の、「a label, a horizontal strip with three pendent drops.」も、
その並べ方や色合いの微妙なところは、やはり紋章院ができこないかもしれない。

中世なら、騎士叙任のときかも、叙任のとき、親父が保持者なら、長男か次男かで決まってきて、
親父がただの人なら、新たに新規にこさえるとか。


特に、微妙な

26 :世界@名無史さん:04/01/10 21:17
庶民のとき、つまり、もともと持っていない人はどうなんか、考えたい。

授爵のとき初めて貰う。
いやいや、授爵のほか、勲章をもらうとき、騎士団へ入るときも、紋章官と相談し、決める必要がある。

教えてください。

また、
そのとき、息子たちの分もひと揃えするんかどうなんか。いちおう、
25の言うように、息子の紋章も大体の感じは決まっちゃうんか。

お願いします。

27 :世界@名無史さん:04/01/10 21:34
授爵ほかの理由で持てる立場になったときに、欲しい人は
紋章院に頼んで作ってもらう。
シェークスピアもやっているように。正確には親父の
紋章を作ってもらったわけだが…。

28 :世界@名無史さん:04/01/10 21:52
ありがとうございました。

それにしても、、、、
シェークスピアは親父のを作ってもらったなんて、
自分のを作るより、親父も持っている(持っていた)という形のほうが権威付けしやすいような。
新規に作るときは、親父のを頼むといった方が利口のような気がしますね。
弟や兄貴も、その親父の息子としての紋章ができるので喜ぶだろうし。


29 :世界@名無史さん:04/01/10 21:55
英国のチャーチルは、モールバラ公爵家の出身ですが、親父は長男ではないので、

彼自身は

生まれながらの「紋章」はあったのでしょうか。
また彼ほどの成功者は途中で作り変えるとか会ったかもしれませが。

教えてください。

30 :世界@名無史さん:04/01/11 17:08
初歩的なことですが、

紋章は世襲できると思って、スレッドを読んでいるんですが、よいでしょうか。
ただ、紋章はそもそもは個人単位とのことですので、
「紋章を有する権利(立場)」は世襲できるということでしょうか(人によっては世襲できないこともあるかもしれませんが)。

お教えていただけるとほんとうれしいです。
(世襲できるとしたら、それは、爵位みたいに長男だけか、どうかも教えてください)。

31 :世界@名無史さん:04/01/11 17:45
イギリスに限って、でいいなら
(1)紋章を持つ権利はジェントリー以上にあるので、そうした身分は親から
子へ引き継がれる。息子(特に次男以下)の身分が父親の身分より低く
なることはあるが、紋章を持てなくなることはない。
(2)父親の紋章と同一の紋章を引き継げるのは長男(あるいは相続者)のみ。


32 :世界@名無史さん:04/01/13 20:30
イギリスに限ってで結構です。(27さま、31さま)

シェークスピアは、庶民階級から、ジェントリーになったと解釈してよろしいでしょうか。

「授爵その他の理由で(紋章を)もてるようになったとき」とのことですが、
そのほかの時とは、理由名目は様々だと思いますが、
「理由あり」と認定するのは、どこでしょうか、王様が決めるのでしょうか。

理由ありと認められたとき、それは、父親に紋章を授与するという形式を踏むのが
一般なんでしょうか。それとも、自分なんでしょうか。
あるいは家の家長に与えるというルールがあり、シェークスピアの場合、たまたま父が存命で、シェークスピア家の家長が父だったのでしょうか。
父親に授与すれば、紋章取得が一代、古くなるので、権威付けになると感じますが。
また、父親に授与すれば、兄弟たちも得るのでしょうか。

大変、長々書き失礼いたしました。


33 :世界@名無史さん:04/01/13 21:07
ちわー。 「 現代のイギリス貴族の状況 」経由できましたヨ。
そこじゃ、紋章を持つ資格とは、という話が出て、しかし、立ち消えでしたヨ。

ここはプロっぽい人がいて、良いね。

さて、31どの。
イギリスの話でよいのですが。
(1)紋章を持つ権利はジェントリー以上にあるので、そうした身分は親から
子へ引き継がれる。」ということ。

すると、労働者階級は一旗上げて、
田舎に土地とマナーハウスを買っても、ジェントリーにはなれないということか、
ここんとこ、どうなん?
ヨーマンリー?が大借地農として成功しても、それだけではだめということ?
たとえば、息子をエリートするか(パブリックスクール、オックスブリッジ)、
軍人か政治家にするか、
さもなくば、政治献金か何か、で、口利きをしてもらわないと?
だめっていうこと?

34 :27=31:04/01/14 01:12
>32
>シェークスピアは、庶民階級から、ジェントリーになったと解釈してよろしいでしょうか
そうです。以後シェークスピアは自署の後にGent(ジェントルマン)と
添えるようにしたらしいですが裏はとってません。
ただし、理論的にはシェークスピアはジェントリーだから紋章がもらえた
のであって、紋章をもらったことによってジェントリーになったわけでは
ないです。
そういう意味では紋章はある種の「お墨付き」です。

>「理由あり」と認定するのは、どこでしょうか、王様が決めるのでしょうか。
紋章院が判断します。
授爵、ナイトに叙せられた、すでにジェントリーである家を継いだ、
特定の職業についた(官僚、弁護士etc)などの明白な理由がある
場合は特に問題ないですが、そういう理由がない場合というのもあり、
暮らしぶりはジェントリーそのものだが家柄は怪しい人の場合、
認定されるかどうかは時と場合によります。(↓参照)

>理由ありと認められたとき、それは、父親に紋章を授与するという形式を踏むのが
>一般なんでしょうか。それとも、自分なんでしょうか。
好きずきです。シェークスピアの場合は、たまたま父が地元の町で
公職についていて、通りがよかったためです。

>また、父親に授与すれば、兄弟たちも得るのでしょうか。
理論的にはそうです。(あまり気にしたことないですが)

35 :27=31:04/01/14 01:12
>33
微妙です。基本的にはなれると思っていいです。一代では無理でも
孫の代くらいまでかけ、かつ運に恵まれれば、ジェントリーになれる
人もいます。

その際、周囲のジェントリーから受け容れられるのがわりと肝心で、
単に金があって羽振りがよくても「あんな成金」と思われているうちは
ダメとか、由緒正しい家柄の娘を嫁さんにもらって、そういう人たちの
社交グループの輪の中に入れればOKとかいったレベルの話が
あるのが微妙なところです。

逆にいくら血筋がよくても、零落して最低限の体面も保てなくなるような
状態になるとドロップアウトすることもありえます。(理論的には生活
状態によってジェントリーの血が薄まることはないですが、世間的な
評価が多大に影響するので)

36 :世界@名無史さん:04/01/15 20:28
ありがとうございます。
実は、重ねて質問なんですが、

>「理由あり」と認定するのは、どこでしょうか、王様が決めるのでしょうか。
→紋章院が判断します。

これはどこの紋章院(英国内)なのでしょうか、
本籍がスコットランドだと、ライアン紋章院、
イングランドの北部だと、
アール・マーシャルの紋章院(ただし、ノロイ上級紋章官の担当)
ということでしょうか。





37 :こんにちわ:04/01/15 20:45
貴重なお話ありがとうございます。
>授爵、ナイトに叙せられた、すでにジェントリーである家を継いだ、
>特定の職業についた(官僚、弁護士etc)などの明白な理由がある
>場合は特に問題ないですが、

ナイトに叙せられたとは、勲章をもらったという意味にとりましたが、よいでしょうか。

お話を聞いて思いましたが、英国は階級社会といいますが、
官僚・弁護士とかになれば、ジェントリーにもなれるという意味では
完全に階級間で移動がないわけでもない、少しは開かれた社会なんですね。
目から鱗です。
ただ、弁護士に自分がなりジェントリーになれても、息子や孫がならない(なれない)と
いずれ、ジェントリーから脱落しそうですから、
と土地を買ってジェントリになったほうがよさそうですね。よほど、博打か何かで
破産しない限り、ジェントリーを維持できそうです。


38 :27=31:04/01/16 00:47
>36
>これはどこの紋章院(英国内)なのでしょうか、
大前提として、上の書き込みで私が念頭に置いているのはイングランド
です、というのは上で述べたジェントリーその他の身分のあり方は
イングランド固有のものだからです。

それはそれとして、どこに申請するかは本人次第です。
一般論としてスコットランド人はスコットランドの紋章院、
イングランド人はイングランドの紋章院に申請するでしょうから
>本籍がスコットランドだと、ライアン紋章院、
>イングランドの北部だと、
>アール・マーシャルの紋章院(ただし、ノロイ上級紋章官の担当)
ということになるでしょう。

39 :27=31:04/01/16 00:54
>37
>ナイトに叙せられたとは、勲章をもらったという意味にとりましたが、よいでしょうか。
両者は同義ではないです。
Knight Bachelorは勲章とは無関係ですし、勲章をもらってもナイトに
叙せられない場合もあります。

>完全に階級間で移動がないわけでもない、少しは開かれた社会なんですね。
もし完全に移動がなかったらそれはカースト制です。
というのは
マイケル・L・ブッシュ『ヨーロッパの貴族―歴史に見るその特権』 刀水書房, 2002年
に書いてあったことなんですが。

40 :世界@名無史さん:04/01/30 19:28
紋章を持つとは、
イギリスでは紋章院が、「紋章を持ってもよい資格の人」に、紋章を与える。
とのことですね。

紋章を持ってもよい、とは、どこが決めるんだろうと思います。
「周囲のジェントリーから受け容れられるのがわりと肝心(35)」とすると、各地の社交界が決めるのかな。
紋章をもてる人とは、国王以前の存在であるということですか?
公爵とか伯爵とかは、国王あっての(授与する人あっての)ものともいえるし。


41 :世界@名無史さん:04/01/30 20:48
社交界といえば、上流階級かなぁと思います。
そこの一員になる=紋章有資格ということでしょうか。
この考えはあっていますか?

そこでなんですが、
やはり、土地を買ったほうがいいのではないかと思います。
特定の職業は世襲できないかもしれませんし、
爵(準男爵以上)をもらえば世襲できますが、それはなかなかもらえない。
とすれば、土地を持って世襲するのがよいかと。
31以降37くらい迄のやり取りを読んでそう思いました。
正しいですか。

42 :世界@名無史さん:04/01/30 21:05
「北京の55日」みたことあるかい。デビッド・ニブン扮する英国外交官が、
田舎に土地を買い、犬を飼うのが英国人の理想だと語る場面がある。

英国人、これは、イングリシュメンではなく、ぶりてぃしゅめんだと思うが、
これは、外交官として彼個人はジェントリの中にいる彼が、
子孫もジェントリになれるように、つまり、自分の家名自体をジェントリーとして永続させようというのではないかなぁ。






43 :27=31:04/01/30 23:34
>紋章を持ってもよい、とは、どこが決めるんだろうと思います。
>「周囲のジェントリーから受け容れられるのがわりと肝心(35)」とすると、各地の社交界が決めるのかな。
>紋章をもてる人とは、国王以前の存在であるということですか?
>公爵とか伯爵とかは、国王あっての(授与する人あっての)ものともいえるし。

それは34に書いたとおり。34みたいな明確な基準にあてはまらない
人の場合は、ぶっちゃけ誰にも決められない。
だから紋章院のやることはいい加減だと非難する人は昔からいる。
何せ紋章院が紋章を与えるときは今でも結構な金をとっていて
いいもうけ口なので。

44 :教えてください:04/02/07 17:53
>>43
いい儲け口ですか、いったいどれくらいなんでしょうね。
 ★新たに作る場合、割と多額なのかなと思いますが、どうでしょ?
 ★紋章保持者が死亡し、子供が継ぐときは、書替料がかかるのでしょうか。
  これなら少し安いのかなぁ?
  (書替料?、適切な言い方しらないのですが、英語でなんというのかな。)

45 :世界@名無史さん:04/02/07 18:40
すでに紋章を有する人でも、新たに
A)勲章の授与、
B)ナイトバチェラー、
C)すでに入っている騎士団内部でのナイトへの昇格、
D)新たな騎士団への入団。
の時,
紋章を新たに作り直したりするのでしょうか。
個人を対象にしているなら、ありえると思います。
E)新たに爵位をもらったり、職位が上昇しても作り直すかと思いますが。
勲章やナイト位は、子供に継がすことはできませんが、
紋章を豪華に作り直した上で、子供に継承させることができるように思います。

46 :世界@名無史さん:04/02/07 18:42
>>勲章やナイト位は、子供に継がすことはできませんが、
>>紋章を豪華に作り直した上で、子供に継承させることができるように思います。

爵位ゆえに紋章が豪華になったのなら、子供に継がしてもよいが、
勲章とかで豪華になったのは、子供に継がすのもどうかと思う。
あまりに過ぎるとクレームあるんでは。

(なんとなく戒名みたいだな。。)

47 :世界@名無史さん:04/02/07 19:00
44が書いている
★新たに創出するケースと、
★次の代が、継承するケース

とは別だが、
保持者の家で子供が生まれたとき、長男、次男と生まれたとき、
紋章保持者の息子としての紋章を作るが(前にカキコからみて、親父の紋章をちょっと加工するだけだろうが)
紋章院にかね払うのかな、登録料なのかな、
登録してもらわないと無効なのかなぁ。

金の節約で登録しないこともあるかもしれない。


48 :世界@名無史さん:04/02/07 19:12
昔、帰国子女が、
日本の若者の着るジャージとかに米国陸軍やロス市警の紋章が付いているのを
みて、米国ではそんなの勝手につかっては違法だとか言っていました。

これって本当でしょうか。
それを着て、米国へ観光に行って、つかまったとか聞いたことないですよね。
ただ、紋章に関しては、われわれの知らない制約があるのかも。


49 :世界@名無史さん:04/02/07 19:17
The Court of Chivalry has had jurisdiction over cases of misuse of arms
since the 14th century.
It is a civil court, with the Earl Marshal as the sole judge from 1521.
The best known medieval action was Scrope v Grosvenor (1385-1390),
in which Sir Richard le Scrope was held to have a prior claim to the simple arms azure a bend or.
The most recent case was Manchester Corporation v Manchester Palace of Varieties (1954),
when a theatre was successfully sued
for illegal display of the arms belonging to the corporation.

はじめに紹介のあったURLだけど、
会社が、紋章の件で訴えられたみたいだ。
商標権の裁判みたいだな。

50 :世界@名無史さん:04/02/07 19:33
イギリスで紋章を持つのは権利の一つだった。


紋章あり=nobleman(貴族)

紋章無し=gentleman(紳士)

51 :世界@名無史さん:04/02/07 19:35
紋章院は、イギリスでは、王権から独立しているみたいですが、
王としては、本音は、完全支配したかったのではないかと思う。
紋章院自体の創設もイギリス国王だし。

この紋章院、なんとなくWho's Whoの管理みたいなものでしょうか。
紳士録管理組合みたいな。
日本の交詢社って、この紳士録管理組合を狙っていたんでしょうか。
福沢さんにきいてみよう。

52 :世界@名無史さん:04/02/07 19:57
紋章は、いつ使うんでしょう。
手紙とかかな。
お墓とかかな。

盾は使わないし。

日本なら旗印こそないけど、なんとか、紋付袴が残っているけどなあ。

53 :世界@名無史さん:04/02/07 20:00
>>48
ちょっとスレとずれるかな・・
日本のモデルガン(エアガン)メーカーでも
近年は国外銃メーカーに許可を得て、エンブレムを
使わせてもらっているようですね。

54 :世界@名無史さん:04/02/07 20:06
日本の通販なんかで販売している
FBIやCIAのエンブレム入りの身分証(勿論レプリカ)も
「米国内で所持するのは違法です」みたいな但し書きがあったような・・

55 :世界@名無史さん:04/02/07 20:18
>>49
裁判するのは紋章院なの?
まぁ、イギリスは貴族院が最高裁だそうなんで、それほど驚かないけど、
やっぱ驚くな。


56 :世界@名無史さん:04/02/08 00:06
>44
新たに作る場合:2004年1月現在で£7475
書替料:そんなことする必要はないと思うが、その場合はただの登録料
なのでもっと安いのでは

57 :世界@名無史さん:04/02/14 16:49
白水社のUブックスのシリーズ(新書)で、
「紋章が語るヨーロッパ史」が出ています。

>>9

それによると、下記のように読めます。
@フランスでも、王政時代に、すでに、紋章官がいて、
その後(14世紀)、紋章院という組織が創設された。
革命政府は紋章制度を廃止したものの(紋章院も廃止)、
ナポレオンが式部関係の役所を復活し、その中で紋章を扱う部署もできた。
Aドイツも、皇帝が、直接管理した。おそらく、皇帝の下の紋章官がいたのでしょう。
さらに、貴族以外への紋章については、宮中伯に委託したとのことで、
宮中伯には、大宮中伯、小宮中伯、機関宮中伯がいたとのことです。
七選帝侯のライン宮中伯は、このうち大宮中伯にあたるのかと推測しますが、
大宮中伯も元来は一人に限ったわけでなく、複数おり、
彼ら大宮中伯の元に役所(官房)があって、そこの紋章官が属していたのだと思われます。


58 :世界@名無史さん:04/03/07 11:11
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59 :世界@名無史さん:04/04/16 01:28
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